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逸
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ば
ふりがな文庫
“
逸
(
ば
)” の例文
一尺のものを目当てに釣るに、三尺なるが懸る故に
逸
(
ば
)
らすなり。されども、この三尺なるは、
頻々
(
ぴんぴん
)
懸るものに非ざれば、之を挙げ得て、真の釣の楽みあるなり。
大利根の大物釣
(新字新仮名)
/
石井研堂
(著)
漁『仕掛は、僕の方にも有るが、もう行らない。彼是一時間かかって痿やしたものを、
逸
(
ば
)
らすなんて、余り気の利かない話しだから、記念の為めに、今夜は帰るよ。』
大利根の大物釣
(新字新仮名)
/
石井研堂
(著)
若しも
逸
(
ば
)
らして、後で恨まれてはと、思いなすって、「おいおい引いてくよ、引いてくよ」と、仰有るだけなもんでしたから、植木屋さんは、猶々気が気で無く、やっとの事で降りて来ましたが
大利根の大物釣
(新字新仮名)
/
石井研堂
(著)
逸
常用漢字
中学
部首:⾡
11画
“逸”を含む語句
独逸
飄逸
都々逸
逸見
逸早
逸物
逸話
安逸
逸足
逸出
逸品
逸散
獨逸
放逸
逸人
逸脱
逸駿
見逸
逸雄
逸作
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