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造化
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ぞうか
ふりがな文庫
“
造化
(
ぞうか
)” の例文
ちはやぶる神の昔、
大山
(
おおやま
)
つみのなせるわざにや。
造化
(
ぞうか
)
の
天工
(
てんこう
)
、いずれの人か筆を
揮
(
ふる
)
い
詞
(
ことば
)
を尽さん、
云々
(
うんぬん
)
。
惜別
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
はたしてそういうパグのような情熱が潜んでいるのだろうか? と私は何か
造化
(
ぞうか
)
の秘密でも覗くような気持がして面白く感じたのであったが、それもその瞬間そう感じただけで
陰獣トリステサ
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
生命
(
いのち
)
は愛なれば愛するものの
失
(
う
)
せしは余自身の失せしなり、この完全最美なる
造化
(
ぞうか
)
、その
幾回
(
いくたび
)
となく余の心をして絶大無限の思想界に逍遙せしめし千万の
不滅燈
(
ふめつとう
)
を以て照されたる
蒼穹
(
あおぞら
)
も
基督信徒のなぐさめ
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
平次はこの
造化
(
ぞうか
)
の傑作を台無しにした
冒涜
(
ぼうとく
)
的な男の、ニキビだらけな顔を憎々しく見やりました。まだ二十二三でしょう。
魯鈍
(
ろどん
)
で脂切って、何ともいいようのない不気味なところのある若者です。
銭形平次捕物控:080 捕物仁義
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
造化
(
ぞうか
)
の神よ、現世の神よ
世界怪談名作集:12 幻の人力車
(新字新仮名)
/
ラデャード・キプリング
(著)
“造化”の意味
《名詞》
天地や万物を創造すること。
天地や万物を創造した神。造物主。
天地。自然。森羅万象。
万物が生滅変転し無窮に存在していくこと。自然の運行。
幸運。運命。
造作。ものをつくること。
(出典:Wiktionary)
造
常用漢字
小5
部首:⾡
10画
化
常用漢字
小3
部首:⼔
4画
“造化”で始まる語句
造化主
造化児
造化機論
造化至造妙