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造兵廠
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ぞうへいしょう
ふりがな文庫
“
造兵廠
(
ぞうへいしょう
)” の例文
造兵廠
(
ぞうへいしょう
)
を破壊する造兵職工、焼かれる船舶、労働者自身の手によってなされる恐るべき労働の浪費——富者の破壊ではなく、世界の富の破壊であった。
ジャン・クリストフ:07 第五巻 広場の市
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
当時パリーには、ボートレイイ街の
造兵廠
(
ぞうへいしょう
)
の近くの古い怪しい小屋に、ひとりの
怜悧
(
れいり
)
なユダヤ人が住んでいて、不良の徒を良民に変装してやるのを仕事としていた。
レ・ミゼラブル:08 第五部 ジャン・ヴァルジャン
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
神田聖堂
(
かんだせいどう
)
の門前を過ぎてお茶の水に臨む往来の最も高き処に
佇
(
たたず
)
んで西の
方
(
かた
)
を望めば、左には対岸の土手を越して九段の高台、右には
造兵廠
(
ぞうへいしょう
)
の樹木と並んで
牛込
(
うしごめ
)
市
(
いち
)
ヶ
谷
(
や
)
辺
(
へん
)
の木立を見る。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
それは二つの黒雲が相交わる
暗澹
(
あんたん
)
たる瞬間である。襲撃のラッパが
造兵廠
(
ぞうへいしょう
)
の方に聞こえた、とある者は言い、ひとりの少年が竜騎兵を短剣で刺した、とある者は言う。
レ・ミゼラブル:07 第四部 叙情詩と叙事詩 プリューメ街の恋歌とサン・ドゥニ街の戦歌
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
造兵廠
(
ぞうへいしょう
)
の前で人民と軍隊との衝突から突発した反乱が、その前進を止めて退却し、棺車のあとに従い各大通りに打ち続いて言わば行列の先頭にのしかかっていた群集のうちに
レ・ミゼラブル:07 第四部 叙情詩と叙事詩 プリューメ街の恋歌とサン・ドゥニ街の戦歌
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
▼ もっと見る
猟人らの言うように彼は取り巻いた。その出口を見張るために警官の一人を他の道から急いでつかわした。
造兵廠
(
ぞうへいしょう
)
の
屯所
(
とんしょ
)
にもどる一隊の
巡邏兵
(
じゅんらへい
)
が通ったので、それを頼んで引きつれた。
レ・ミゼラブル:05 第二部 コゼット
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
造兵廠
(
ぞうへいしょう
)
、ロアイヤル広場の区役所、マレーの全部、ポパンクール兵器廠、ガリオト、シャトー・ドー、市場付近の全市街、またセーヌ左岸では、ヴェテランの兵営、サント・ペラジー
レ・ミゼラブル:07 第四部 叙情詩と叙事詩 プリューメ街の恋歌とサン・ドゥニ街の戦歌
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
サン・セバスティヤンの隧道を避ければ、アムロー下水道に出られ、それから更に、バスティーユの下にあるF字形の隧道に迷いこまなければ、
造兵廠
(
ぞうへいしょう
)
の近くのセーヌ川への出口に達するのだった。
レ・ミゼラブル:08 第五部 ジャン・ヴァルジャン
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
“造兵廠”の解説
造兵廠(ぞうへいしょう、Arsenal/Armory)は、武器・弾薬などの設計・製造・修理などを行い、その蓄積のために使われる軍隊直属の兵器など精密工学の生産に用いる工場および機関のこと。
海外においては、M1ガーランド自動小銃を開発・製造したアメリカのスプリングフィールド造兵廠が有名。
(出典:Wikipedia)
造
常用漢字
小5
部首:⾡
10画
兵
常用漢字
小4
部首:⼋
7画
廠
漢検準1級
部首:⼴
15画
“造兵”で始まる語句
造兵司
造兵歸