“通庸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つうよう50.0%
みちつね50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
西那須にしなすからは三島通庸つうよう君が栃木県令時代に俗論を排して開いた名高い三島道路。先頭に立ったのが吉岡虎髯こぜん将軍、屑屋くずやに払ったらば三銭五厘位のボロ洋傘こうもりをつき立てて進む。
明治の酷吏伝の第一頁を飾るべき時の警視総監三島通庸みちつねは遺憾なく鉄腕を発揮して蟻の這う隙間すきまもないまでに厳戒し、帝都の志士論客を小犬を追払うように一掃した。