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追立
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おった
ふりがな文庫
“
追立
(
おった
)” の例文
前後には、
追立
(
おった
)
ての武士、役人などが、ものものしく、護り固め、——ひとりの下司は、板に書いた罪文を、手に掲げて、先を、歩き出した。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
あ、あ、根雪の上を、その雪よりも白い素足で、草履ばきで、
追立
(
おった
)
て使いに、使いあるき。それで、なよなよとして、しかも上品でありました。
菊あわせ
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
と
追立
(
おった
)
てられまして、蟠龍軒、お瀧の両人は目算がらりと外れ、
這々
(
ほう/\
)
の
体
(
てい
)
で其の儘逃帰りました。
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
さあ、
其処
(
そこ
)
へ、となると、早や
背後
(
うしろ
)
から
追立
(
おった
)
てられるように、そわそわするのを、なりたけ自分で落着いて、
悠々
(
ゆうゆう
)
と
歩行
(
ある
)
き出したが、取って三十という
年紀
(
とし
)
の、
渠
(
かれ
)
の胸の騒ぎよう。
国貞えがく
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
で、また
追立
(
おった
)
てて、立掛ける、とまたしても、(待ちおれ。)だ。
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
と
独
(
ひと
)
りで
極
(
き
)
めて、もじつく女房を台所へ
追立
(
おった
)
てながら
国貞えがく
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
更に港へ
追立
(
おった
)
てた……
河伯令嬢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
追
常用漢字
小3
部首:⾡
9画
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
“追立”で始まる語句
追立役
追立歩