追懸おいか)” の例文
すいと木立を横ぎった、あとからすぐすいと追懸おいかけて来る。見ているうちにすいすいと幾本もいっしょに通って行く。雨はようやく繁くなる。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
これは怪しい。少し変だが追懸おいかけて名前だけでも聞いてようか、それも妙だ。いっその事黙ってあとを付けて行く先を見届けようか、それではまるで探偵だ。そんな下等な事はしたくない。
趣味の遺伝 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
大方校長のあとを追懸おいかけて帰ったんだろう。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)