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近視眼
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ちかめ
ふりがな文庫
“
近視眼
(
ちかめ
)” の例文
窓に金網が張つてあるのでせう。其網の目をもるあかりで細かい仮名を読んだ。其の
所為
(
せゐ
)
で、恐ろしい
近視眼
(
ちかめ
)
、これは
立女形
(
たてをやま
)
の美を傷つけて済みません。
いろ扱ひ
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「手前、御存じの少々
近視眼
(
ちかめ
)
で。それへこう、
霞
(
かすみ
)
が
掛
(
かか
)
りました
工合
(
ぐあい
)
に、薄い綺麗な紙に包んで持っているのを、何か干菓子ででもあろうかと存じました処。」
朱日記
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「いえ、
可
(
よ
)
うございます。これ、それではあの
近視眼
(
ちかめ
)
は……いえ、謂わして下さいよ。
他人
(
ひと
)
の金銭に
其方
(
そち
)
が関係する権利はあるまい。一体近視眼は其方の何だい。」
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
座敷では
袂
(
たもと
)
へ忍ばす金縁の
度装
(
どもの
)
の
硝子
(
がらす
)
を光々さした、千鳥と云う、……女学生あがりで稲葉家第一の口上
言
(
いい
)
が、
廂髪
(
ひさしがみ
)
の
阿古屋
(
あこや
)
と云う覚悟をして度胸を据えて腰を据えて、もう一つ
近視眼
(
ちかめ
)
を据えて
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
近
常用漢字
小2
部首:⾡
7画
視
常用漢字
小6
部首:⾒
11画
眼
常用漢字
小5
部首:⽬
11画
“近視”で始まる語句
近視