辞宜じぎ)” の例文
旧字:辭宜
殿が御物おものにたいする辞宜じぎもさることながら、この儘に捨て置いては、鉄丸てつがんの重さに引かれ、明日にも地獄の底へ落入られるやのあやうい境界に立到った事故
玉取物語 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
と千吉君はよんどころなかった。この際辞宜じぎするのは長者に対する礼でないと考えたのである。牧野さんは又々芸者の扇子を塗り始めたが、朱竹を描いて貰ったという米沢君は
好人物 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
美女 (辞宜じぎす)私は、ちっとも。
海神別荘 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)