転宅ひっこし)” の例文
旧字:轉宅
もう転宅ひっこしはしたか。あんなところではいろいろ不自由なこともいやなこともあろうけれど、まあ当分の間だ、辛棒していてくれ。
獄中消息 (新字新仮名) / 大杉栄(著)
、またお転宅ひっこしは大抵じゃアあるまいから、その内可い処があったら、御都合次第お引越しなさるが可し、また一月でも、二月でも、うちにおいでになっても差支えはございませんから
化銀杏 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
彼は度々住家いえを変えた。彼の移転性は名高いもので一生の間に江戸市中だけで、八十回以上百回近くも転宅ひっこしをしたということである。越して行く家越して行く家いずれも穢ないので有名であった。
北斎と幽霊 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)