跳上はねあ)” の例文
米友は小田原提灯をかざしていると、やっぱり土を嗅いでいたムク犬は、急にその巨大な体躯からだ跳上はねあげて、社の左の方から廻って裏手へ飛んで行きました。
大菩薩峠:13 如法闇夜の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
これはどうも大ごと二十五もくと云う仕事、これは弱りましたな……ると向うへ登ると、えゝ紀伊國と斯うやる、紀伊國屋と突くと向うが紀伊國と跳上はねあげられる、弱るね
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)