“足数”の読み方と例文
読み方割合
あしかず100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うしたのですと訊くと、今日は北野へ参詣の例日れいじつだが、雨が降るもんだからかうして北野へ往復ゆきかへりするだけの足数あしかずを踏んでゐるのだと言つた。
足数あしかずにしても、そこまではもう何十歩と眼でもはかることができよう。そして下り松の辻の位置はこの坂下よりさらに幾分か低地になっているため、その梢も比較的低く見られる。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)