足労くたび)” の例文
「毎日相当の道程みちのりを歩くんで仲々足労くたびれる、何だか眠くなつて来たやうだ。」
昔の歌留多 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
派手を競い、華美をつくし、見ているのも足労くたびれるほど沢山、目印を各講中ごとに押立てくるが、そのどれもがかわらないのは、気狂いかと思うほど無中で太鼓をたたいてお題目だいもくをど鳴ることだった。
「あゝ、足労くたびれた。歩いて来るんだから堪りあしない。」
村のストア派 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
「輝ちやん、足労くたびれたらう。」