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『昔の歌留多』
ふりがな文庫
『
昔の歌留多
(
むかしのかるた
)
』
三月もかゝると云はれてゐる病院へ滝は、毎日、日暮時に通つてゐた。——今度こそは彼は、之を堅く決行し通さうと念じてゐた。こんなことをきつかけにしなければ、長い様々な生活上の悪習慣から逃れる術がないことを知つた。様々な悪習慣は、彼が命をかけて目 …
著者
牧野信一
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「婦人公論 第十二巻第六号」中央公論社、1927(昭和2)年6月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約17分(500文字/分)
朗読目安時間
約28分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
喫
(
ふか
)
宛
(
づゝ
)
常習
(
ならはし
)
阿母
(
おかあ
)
拙
(
まづ
)
炎
(
も
)
撞球
(
たま
)
切
(
しき
)
握
(
つか
)
性急
(
せつかち
)
彼
(
か
)
寝
(
やす
)
札
(
ふだ
)
灯火
(
ともしび
)
周子
(
かねこ
)
瞶
(
みつ
)
足労
(
くたび
)
道程
(
みちのり
)
関
(
かま
)
卓子
(
テーブル
)