“赤髭”の読み方と例文
読み方割合
あかひげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本土ならば、こうした矢先にかかる鳥は一羽もいなかっただろうが、この島に住んでいる里鳩さとばと唐鳩からばと赤髭あかひげ青鷺あおさぎなどは、俊寛の近づくのをすこしも恐れなかった。
俊寛 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
上述の物語は、ニッカボッカー氏が、フレデリックの赤髭あかひげ皇帝とキュフホイザー山とについての、ドイツの一迷信から思いついたものではないかと考える人もあろう。
赤髭あかひげひねり拈りて、直行は女の気色けしき偸視ぬすみみつ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)