赤潮あかしお)” の例文
人々はこうした現象を乞食の赤潮あかしおといって驚いていたし、警察側でもしきりに首をひねっていたが、しかし、こうした奇現象の原因は容易に考えられなかった。
骸骨の黒穂 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「ああこの雨を孕んでやがったんで二、三日りょうがまずかったんだな。それとも赤潮あかしおでもさしていたのかナ。」
幻談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)