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質草
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しちぐさ
ふりがな文庫
“
質草
(
しちぐさ
)” の例文
重吉は始めから
質草
(
しちぐさ
)
の乏しくなった時、お千代が何を言出すか、それによって最後の決心をしなければならないと思っていたのである。
ひかげの花
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
父親は乏しい
質草
(
しちぐさ
)
を次から次へと飲みあげ、
濁声
(
だみごえ
)
で歌を
唄
(
うた
)
ひ、
稀
(
まれ
)
には「女」といぎたなく船底にもぐつて眠つた。
水に沈むロメオとユリヤ
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
「へエ、そんな間拔けなものを盜つて、どうするつもりでせう。
質草
(
しちぐさ
)
か何んかの足しになるでせうか」
銭形平次捕物控:226 名画紛失
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「まさか
質草
(
しちぐさ
)
にもなりやしめえが、唯もう温めて良い心持になつてゐたんだらう」
銭形平次捕物控:193 色若衆
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“質草(質(担保))”の解説
質(しち、pledge、nantissement、pignus、رهن)とは、債務者が債務の履行を担保するために、物を債権者に預けること(質入れ)、そのようにして預けられた物(質物、質草、pawn/pledge)または預けられた物に対して債権者が持つ権利(質権)である。
(出典:Wikipedia)
質
常用漢字
小5
部首:⾙
15画
草
常用漢字
小1
部首:⾋
9画
“質”で始まる語句
質
質問
質子
質素
質朴
質屋
質入
質物
質樸
質店