“しちぐさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
質草57.1%
質種42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「へエ、そんな間拔けなものを盜つて、どうするつもりでせう。質草しちぐさか何んかの足しになるでせうか」
「まさか質草しちぐさにもなりやしめえが、唯もう温めて良い心持になつてゐたんだらう」
質種しちぐさにつきて綿メリヤスの汚れたままのシャツや座ぶとんまで質屋にもっていってことわられたり、くいつめて友人の家を一日ずつ居候めぐりをするというようなことだけだった。
(新字新仮名) / 壺井栄(著)