質八しちばち)” の例文
無学はマンも同様で、夫婦は、「どんなに貧乏しても、質八しちばち置いてでも、子供たちに、学校だけはさせてやろうな」
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
かせぎに身がはいらず質八しちばち置いて、もったいなくも母親には、黒米のからうすをふませて、弟には煮豆売りに歩かせ、売れ残りのくなった煮豆は一家のお惣菜そうざい
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)