“貫匁”の読み方と例文
読み方割合
かんめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山椒さんしょうの皮を春のうまの日の暗夜やみよいて土用を二回かけてかわかしうすでよくつく、その目方一貫匁かんめを天気のいい日にもみじの木を焼いてこしらえた木灰七百匁とまぜる
毒もみのすきな署長さん (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
またの中へすうすうと風がはいって来る。裸の脚はいい気持ちだ。ふとってふとって、まず、この両のももで五貫匁かんめというところかな。眼の下を自転車が走ってゆく。玄米パンのほやほや売りだ。
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)