“象板”の読み方と例文
読み方割合
カスタネット100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女の歌と踊りにつれて、彼女の両のに握られていた象板カスタネット(よつだけ)の活発な音階が、その足踏みをはずませていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
とも知らず、当夜もまた、鴛鴦楼えんおうろうの灯は歓宴かんえんのさざめきに星空のくるを忘れ、玉蘭の象板カスタネットが「王昭君」を歌っていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)