“鴛鴦楼”の読み方と例文
読み方割合
えんおうろう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とも知らず、当夜もまた、鴛鴦楼えんおうろうの灯は歓宴かんえんのさざめきに星空のくるを忘れ、玉蘭の象板カスタネットが「王昭君」を歌っていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その夜、鴛鴦楼えんおうろううてなには、仲秋の宴があった。ここのみならず、孟州の城内外の灯も、地の星と眺められる。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)