“鴛鴦歌”の読み方と例文
読み方割合
えんおうか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鴛鴦歌えんおうかをいく篇作ったって始まらないやね。幸いに明治の今日こんにちに生れたから、天下がこぞって愛読するのだろうが……
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
東風君なぞはすでに鴛鴦歌えんおうかと云う一大長篇を作って、三箇月ぜんから待ってるんだが、寒月君が博士にならないばかりで、せっかくの傑作も宝の持ち腐れになりそうで心配でたまらないそうだ。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ただ気の毒なのは鴛鴦歌えんおうかを作った東風君くらいなものさ
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)