トップ
>
讖言
>
しんげん
ふりがな文庫
“
讖言
(
しんげん
)” の例文
それはどういうことかといいますのに、チベットでは新教派のある昔のラマが拵えた書物の中に予言すなわち未来の
讖言
(
しんげん
)
があるです。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
目前
(
まのあたり
)
鯉魚
(
りぎょ
)
の
神異
(
しんい
)
を見た、怪しき僧の暗示と
讖言
(
しんげん
)
を信じたのであるから、今にも一片の雲は法衣の
袖
(
そで
)
のやうに白山の
眉
(
まゆ
)
に
飜
(
ひるがえ
)
るであらうと信じて、
須叟
(
しばし
)
を待つ
間
(
ま
)
を
伯爵の釵
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
お増は小林などの
讖言
(
しんげん
)
が、とうとう自分の身のうえに当って来たように信ぜられてならなかった。
爛
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
友仁は家へ帰って、妻子に発跡司の判官の
讖言
(
しんげん
)
のことを話して喜んでいた。
富貴発跡司志
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
未来の大王 その
讖言
(
しんげん
)
によって来るところを
繹
(
たず
)
ぬると、今より二千年以降一千二、三百年までの間において、カシミール地方は大変仏教が盛んであった。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
▼ もっと見る
目前
(
まのあたり
)
鯉魚
(
りぎょ
)
の神異を見た、怪しき僧の暗示と
讖言
(
しんげん
)
を信じたのであるから、今にも一片の雲は法衣の袖のように白山の眉に飜るであろうと信じて、しばしを待つ
間
(
ま
)
を
伯爵の釵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
誠にありがたい事は、こういう
讖言
(
しんげん
)
があったために今日チベット新教派の開山ジェ・ゾンカーワの生れて居るその国を知り、そのお方を知ることが出来たのは結構な訳である。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
讖
漢検1級
部首:⾔
24画
言
常用漢字
小2
部首:⾔
7画
“讖”で始まる語句
讖
讖中
讖文
讖語