護謨管ごむかん)” の例文
清葉は、向うから突戻されてよろよろと、退しさると、喞筒ポンプ護謨管ごむかんもすそを取られてばったり膝を、その消えそうな雪のうなじへ、火の粉がばらばらとかかるので、一人が水びたしの半纏はんてんを脱いで掛けた。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)