“請売”のいろいろな読み方と例文
旧字:請賣
読み方割合
うけう60.0%
うけうり40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そんな請売うけうりは、通用しませんよ。——だけれど、荒木田様がそういって嘆くのはほんとだと思います。城太郎さんの請売りには感心しないけれど」
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「では、烏滸おこな沙汰ですが、私が山僧にかわって聞きかじりの請売うけうりを少しご案内いたしましょうか」
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
親に言へば無論容易に許さるべき事でないから、黙つて行くと言ふ事で、請売うけうりの東京の話を長々とした後、怎せ生れたからには恁麽こんな田舎に許り居た所で詰らぬから、一度は東京も見ようぢやないか。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
よくて? これは皆先生の請売うけうり
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)