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談林
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だんりん
ふりがな文庫
“
談林
(
だんりん
)” の例文
それを静かに
観
(
み
)
て引締める者がなかったのが、すなわち
談林
(
だんりん
)
一流の花火のような結末であったろうと私は思う。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
優雅と
滑稽
(
こっけい
)
、貴族的なものと平民的なものとの不規則に週期的な消長角逐があった。それが
貞門
(
ていもん
)
談林
(
だんりん
)
を経て
芭蕉
(
ばしょう
)
という一つの大きな
淵
(
ふち
)
に合流し融合した観がある。
俳諧の本質的概論
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
第二は
談林
(
だんりん
)
時代です。この時代は江戸でも文学勃興の機運が向いて来たので、大分
盛
(
さかん
)
になっていました。
俳句上の京と江戸
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
成程
談林
(
だんりん
)
の諸俳人は、——いや、
伊丹
(
いたみ
)
の
鬼貫
(
おにつら
)
さへ芭蕉よりも一足先に俗語を使つてゐたかも知れぬ。けれども所謂平談俗話に錬金術を
施
(
ほどこ
)
したのは正に芭蕉の大手柄である。
芭蕉雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
ところが
談林
(
だんりん
)
以前の連俳に至っては、こんな形もあるというだけで、原則としては百韻が常の形であった。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
談
常用漢字
小3
部首:⾔
15画
林
常用漢字
小1
部首:⽊
8画
“談林”で始まる語句
談林調
談林風
談林派
談林発句