“だんりん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
檀林63.6%
談林36.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
参籠所から位牌堂いはいどう、位牌堂から経堂きょうどう中堂ちゅうどう、つづいて西谷にしだに檀林だんりん、そこから北へ芬陀梨峯ふんだりみねへ飛んで奥の院、奥の院から御供寮ごくりょう、それから大神宮に東照宮三光堂と
正風しょうふうとか、檀林だんりんとかいうまでもなく、一種の俳諧味を多量に持った道づれの旅人と見ればそれでよろしい。
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
第二は談林だんりん時代です。この時代は江戸でも文学勃興の機運が向いて来たので、大分さかんになっていました。
俳句上の京と江戸 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
成程談林だんりんの諸俳人は、——いや、伊丹いたみ鬼貫おにつらさへ芭蕉よりも一足先に俗語を使つてゐたかも知れぬ。けれども所謂平談俗話に錬金術をほどこしたのは正に芭蕉の大手柄である。
芭蕉雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)