語調ものいい)” の例文
語調ものいい体度みのこなしとが時田よりも快活らしいばかり、共に青山御家人あおやまごけにん息子むすこで小供の時から親の代からの朋輩ほうばい同士である。
郊外 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
例の訛った下卑た語調ものいいおしは利かないがおどかすと、両切の和煙草を蝋巻ろうまきの口に挟んで、チュッと吸って
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)