“誑(ばか)” の例文
友「はい/\此のお村に誑(ばか)されまして、今晩牛屋の雁木で心中致しました自業自得の斃(くたば)り損(ぞこな)いでございます」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
なし實に江戸といふ處は人氣が惡いと云ければ長兵衞は是を聞て大いに笑(わら)ひ夫(それ)は人氣の惡(わる)いのではなし御前(おまへ)が田圃中(たんぼなか)を呼(よ)び歩行(あるき)しゆゑ子供のことなれば狐に誑(ばか)されたと思ひ石を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
國「それだからお前は孝助に誑(ばか)されているのだよ、孝助はお前の事を殿様にどんなに胡麻をするだろう」
取て投付々々(なげつけ/\)アレ/\くづやが狐(きつね)に誑(ばか)された間拔(まぬけ)ヤイ腐脱(ふぬけ)ヤイと惡口しながら猶も石を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
晋「馬鹿を云いなさい、人間が心を臍下(さいか)に落付けていさいすれば決して狐狸に誑(ばか)されるものでないから」