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誑
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ばか
ふりがな文庫
“
誑
(
ばか
)” の例文
友「はい/\此のお村に
誑
(
ばか
)
されまして、今晩牛屋の雁木で心中致しました自業自得の
斃
(
くたば
)
り
損
(
ぞこな
)
いでございます」
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
なし實に江戸といふ處は人氣が惡いと云ければ長兵衞は是を聞て大いに
笑
(
わら
)
ひ
夫
(
それ
)
は人氣の
惡
(
わる
)
いのではなし
御前
(
おまへ
)
が
田圃中
(
たんぼなか
)
を
呼
(
よ
)
び
歩行
(
あるき
)
しゆゑ子供のことなれば狐に
誑
(
ばか
)
されたと思ひ石を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
國「それだからお前は孝助に
誑
(
ばか
)
されているのだよ、孝助はお前の事を殿様にどんなに胡麻をするだろう」
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
取て
投付々々
(
なげつけ/\
)
アレ/\くづやが
狐
(
きつね
)
に
誑
(
ばか
)
された
間拔
(
まぬけ
)
ヤイ
腐脱
(
ふぬけ
)
ヤイと惡口しながら猶も石を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
晋「馬鹿を云いなさい、人間が心を
臍下
(
さいか
)
に落付けていさいすれば決して狐狸に
誑
(
ばか
)
されるものでないから」
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“誑”の解説
誑 (おう)(sa: māyā、マーヤー)は、仏教が教える煩悩のひとつ。
欺瞞。自分だけの利益や世間の評判(名聞利養)を得ようとして、様々なはかりごとを心に秘めて、自分が徳のある人物であると見せかける偽りの心である。
説一切有部の五位七十五法のうち、小煩悩地法の一つ。唯識派の『大乗百法明門論』によれば随煩悩位に分類され、そのうち小随煩悩である。
(出典:Wikipedia)
誑
漢検1級
部首:⾔
14画
“誑”を含む語句
欺誑
誑惑
斗秤欺誑人
誑惑癖
誑死