“話手”の読み方と例文
読み方割合
はなして100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
話手はなしてが彼を驚かしたときと同じ態度で立つてゐた——腕を門の上に休め、顏を西の方へ向けてゐた。
今宵の話手はなしてに選ばれた桃川燕之助ももかわえんのすけは、五分刈頭にホームスパンのダブダブの洋服、ボヘミアン襟飾ネクタイに、穴のあいた紺足袋こんたび藁草履わらぞうりという世にも不思議な風采を壇上に運んで
例の奇談クラブの席上、話手はなして牧野健一まきのけんいちは、こんな調子で始めました。