話口はなしくち)” の例文
寄席よせ高座こうざにのぼる江戸風軽口の話口はなしくちをきくと、大概みんな自分の顔の棚下たなおろしや、出来そくなった生れつきのこきおろしをやる。
すると主人の話口はなしくちはこうなのである。イヤ実は私の家に、九州きゅうしゅうの人で、三年あまり下宿していた大学生があった。
白い光と上野の鐘 (新字新仮名) / 沼田一雅(著)