詫入わびいる)” の例文
二ツ三ツ打叩く故久兵衞は大いに恐れ何卒御免下され御侍士樣おさぶらひさまどうぞ命ばかりは御助け下さりましと只管ひたすら詫入わびいるを後藤は猫の仕置をするやうに鼻づらを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
流し詫入わびいるていこそ笑止せうしけれ長庵は忠兵衞を尻目しりめにかけだまれ忠兵衞いらざるなんぢ噪々おしやべりより我が舊疵ふるきず
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
勝手の事而已云並べ無恥はすはな者と思されんはかへす/″\もはづかしやとかほあからめて詫入わびいるにぞ長八夫婦はナニ/\其樣におほせられては却て私し共も面目なし何は兎もあれ然樣云事いふことなら直樣是より家主を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)