訥子とつし)” の例文
訥子とつし以下が千歳座へ出勤せし時なども、三頭取始め同盟の役者は、自今同座へは出勤せぬとまで、廻文を以て盟ひたる事あり。
市村羽左衛門論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
矢田平のたて、長いのでは有名な方なるを、訥子とつしの勤むることなれば、見ぬ方大だすかりなり。宋蘇卿の最期にくる所も騒がしきだけなり。
両座の「山門」評 (新字旧仮名) / 三木竹二(著)
この人は、その頃、観音さまの裏の宮戸座に出ていた沢村伝次郎(いまの訥子とつし)に岡惚おかぼれしていた。
生い立ちの記 (新字新仮名) / 小山清(著)
訥子とつしの発明8・12(夕)