“訥朴”の読み方と例文

読み方	割合
とつぼく	100.0%

とつぼく

叛逆の子となるにしては心はあまりに訥朴（とつぼく）であった。自らの名を刻むにしては、あまりに通常なものを作った。それも無銘がよいという彼らの智慧によったのではない。

工芸の道 (新字新仮名) ／ 柳宗悦(著)

あの李朝の染附（そめつけ）はなぜかくも私たちの心を惹（ひ）くか。そこには質素な訥朴（とつぼく）な心があるからである。驚くべき模様の単純化があるからである。しばしば何が原画であったかさえ知りがたい。

工芸の道 (新字新仮名) ／ 柳宗悦(著)

訥	漢検1級 部首:⾔ 11画
朴	常用漢字 中学 部首:⽊ 6画