触感しょっかん)” の例文
旧字:觸感
そのきめのこまかい皮膚は、魚のようにねっとりとしたつやとピチピチした触感しょっかんとを持っていた。その白い脛が階段の一つをのぼる度毎たびごとに、緋色ひいろの長い蹴出けだしが、遣瀬やるせなくからみつくのであった。
階段 (新字新仮名) / 海野十三(著)