覆羽おほひは)” の例文
埼玉さきたまの小埼の沼に鴨ぞはねきる己が尾にり置ける霜を払ふとならし」(巻九・一七四四)、「天飛ぶや雁のつばさ覆羽おほひは何処いづくもりてか霜の降りけむ」(巻十・二二三八)
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)