“要橋”の読み方と例文
読み方割合
かなめばし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かみはし相生橋亀久橋等の下を経て、木場の北に至り、要橋かなめばし崎川橋下を過ぎて横川に会し、なほ東して石小田新田いしおだしんでん千田新田せんだしんでんの間を通り天神川に会して終る。
水の東京 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
磯五は、その足ですぐ深川要橋かなめばしぎわの吉永町に木場の甚をたずねた。そして、じぶんはお高の良人であると名乗って、それとなくすべてのことを聞き出したのだ。
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
要橋かなめばしぎわの吉永町よしながちょうに大きな家を構えて住んでいる木場の甚は、七十あまりの老人だが、矍鑠かくしゃくとして、みがき抜いた長火鉢ひばちのまえで、銀の伸べ煙管きせるでたばこをのんでいた。
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)