“襤褸蚊帳”の読み方と例文
読み方割合
ぼろがや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夜になって、色せた一張の襤褸蚊帳ぼろがやが吊られた。市平にはそれが、なんとなくなつかしかった。涙含なみだぐましくさえ思われた。そして親子四人は、暫くぶりで一枚の布団ふとんにもぐりこんだのであった。
土竜 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)