“衒奇(げんき)” の例文
興奮はあるが躁陽病(そうようびょう)に来るべき爽快、意志奔逸症を欠き、また緊張病のような不自然行為や衒奇(げんき)症状を持たず、ことさら指南力を欠くような真似をするので
ハムレット (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
ここに三画伯の扮装(いでたち)を記したのを視(み)て、衒奇(げんき)、表異、いささかたりとも軽佻(けいちょう)、諷刺(ふうし)の意を寓(ぐう)したりとせらるる読者は、あの、紫の顱巻(はちまき)で、一つ印籠何とかの助六の気障(きざ)さ加減は論外として
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)