“血性”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けっせい50.0%
けつせい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
徳川氏、政権をとること三百年、士を養うこと八万騎、今日この頃になって、ついに一人の血性けっせいある男子を見ることができない。雲井なにがしはそれを切歯せっししている。
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
血性けつせい大雅に過ぐるもの、何ぞ進歩の遅々たるに焦燥せうそうの念無きを得可けんや。唯、返へす返すも学ぶべきは、聖胎長養せいたいちやうやうの機を誤らざりし九霞山樵の工夫くふうなるべし。(二月七日)