“けっせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
血清50.0%
潔清25.0%
血性25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
世人せじんに安く供給することあだかも痘苗とうびょう血清けっせいの如くしなければなりますまい。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
即ち、かの政治社会は潔清けっせい無垢むくにして、一点の汚痕おこんとどめざるものというべし。くありてこそ一国の政治社会とも名づくべけれ。
日本男子論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
両性の交際を厳にして徹頭徹尾潔清けっせいの節を守り、俯仰ふぎょう天地にずることなからんとするには、人生甚だ長くしてその間に千種万様の事情あるにもかかわらず
日本男子論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
徳川氏、政権をとること三百年、士を養うこと八万騎、今日この頃になって、ついに一人の血性けっせいある男子を見ることができない。雲井なにがしはそれを切歯せっししている。
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)