トップ
>
蝟毛
>
いもう
ふりがな文庫
“
蝟毛
(
いもう
)” の例文
しかしそれは推測を誤って居る。敵が鴎外と云う名を
標的
(
まと
)
にして矢を放つ最中に、予は鴎外という名を署する事を
廃
(
や
)
めた。矢は
蝟毛
(
いもう
)
の如く的に立っても、予は痛いとも思わなかった。
鴎外漁史とは誰ぞ
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
実に
閏
(
うるう
)
三月
己亥
(
きがい
)
なり。翌日
大
(
おおい
)
に戦う。燕将
薛禄
(
せつろく
)
、奮闘
甚
(
はなは
)
だ
力
(
つと
)
む。王
驍騎
(
ぎょうき
)
を率いて、傑の軍に突入し、大呼猛撃す。南軍
箭
(
や
)
を飛ばす雨の
如
(
ごと
)
く、王の建つるところの旗、
集矢
(
しゅうし
)
蝟毛
(
いもう
)
の如く、燕軍多く傷つく。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
蝟
漢検1級
部首:⾍
15画
毛
常用漢字
小2
部首:⽑
4画
“蝟”で始まる語句
蝟集
蝟