“蛭卷”の読み方と例文
新字:蛭巻
読み方割合
ひるまき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
月を負ひて其の顏は定かならねども、立烏帽子に綾長(そばたか)の布衣(ほい)を着け、蛭卷(ひるまき)の太刀の柄(つか)太(ふと)きを横(よこた)へたる夜目(よめ)にも爽(さはや)かなる出立(いでたち)は、何れ六波羅わたりの内人(うちびと)と知られたり。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
父祖(ふそ)十代の御恩(ごおん)を集めて此君一人に報(かへ)し參らせばやと、風の旦(あした)、雪の夕(ゆふべ)、蛭卷(ひるまき)のつかの間(ま)も忘るゝ隙(ひま)もなかりしが、思ひもかけぬ世の波風(なみかぜ)に、身は嵯峨の奧に吹き寄せられて
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)