蛇精じゃせい)” の例文
イヤ、なおりませんな。叔父御おじごにせがまれて薬は上げているものの、不治の病、ことにあの年頃——男恋しい盛りですからの。蛇精じゃせい亀血きけつすすりましても、それ、一方の煩悩ぼんのうあおるにすぎません。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
蛇精じゃせい
青蛙堂鬼談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)