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藏人
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くらんど
ふりがな文庫
“
藏人
(
くらんど
)” の例文
新字:
蔵人
奧へ通されると、入棺するばかりになつて居る、有馬之助の死骸を挾んで、主人の
藏人
(
くらんど
)
と、奧方のお由良は、
曾
(
かつ
)
つての日の虚勢もなく唯さめ/″\と泣いて居ります。
銭形平次捕物控:199 蹄の跡
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
これはそのとき十九歳の五位ノ
藏人
(
くらんど
)
經光が目撃してその日記『民經記』にかいてゐる状況である。
折々の記
(旧字旧仮名)
/
吉川英治
(著)
小河
縫殿助
(
ぬひのすけ
)
、小河織部、久野四兵衞、小河專太夫、畝町には井上
監物
(
けんもつ
)
、吉田
壹岐
(
いき
)
、伊丹
藏人
(
くらんど
)
、高橋忠左衞門、小河長五郎、金出口には野村右京、加藤
圖書
(
づしよ
)
、村田出羽、毛利又右衞門、久野
外記
(
げき
)
栗山大膳
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
こいつは讀むのにコツがありますよ。お弓町の多良井
藏人
(
くらんど
)
樣のお腰元お玉が死んだ。自害といふことになつてゐるが、人に殺されたに違ひない。親分のお力で下手人を擧げて、お玉の
怨
(
うらみ
)
を
銭形平次捕物控:199 蹄の跡
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「宗次郎が歸つたあとで主人に會ひ、疑はれもせずに
易々
(
やす/\
)
と殺せるのは、元吉か
藏人
(
くらんど
)
か清松の外にない。清松はそれほどの深い
企
(
たくら
)
みのある男でなし、藏人は二本差のくせに、猫の子のやうな男だ、それに」
銭形平次捕物控:099 お篠姉妹
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
藏
部首:⾋
17画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“藏”で始まる語句
藏
藏々
藏前
藏座敷
藏裏
藏弆
藏方
藏品
藏米
藏書