“藏人”の読み方と例文
新字:蔵人
読み方割合
くらんど100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
奧へ通されると、入棺するばかりになつて居る、有馬之助の死骸を挾んで、主人の藏人くらんどと、奧方のお由良は、かつつての日の虚勢もなく唯さめ/″\と泣いて居ります。
これはそのとき十九歳の五位ノ藏人くらんど經光が目撃してその日記『民經記』にかいてゐる状況である。
折々の記 (旧字旧仮名) / 吉川英治(著)
小河縫殿助ぬひのすけ、小河織部、久野四兵衞、小河專太夫、畝町には井上監物けんもつ、吉田壹岐いき、伊丹藏人くらんど、高橋忠左衞門、小河長五郎、金出口には野村右京、加藤圖書づしよ、村田出羽、毛利又右衞門、久野外記げき
栗山大膳 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)