“薫習（くんじふ）” の例文

益（やく）なさを嘲（あざ）み顏なる薫習（くんじふ）や

有明集 (旧字旧仮名) ／ 蒲原有明(著)

蘂（しべ）は、ひめもす薫習（くんじふ）の

白羊宮 (旧字旧仮名) ／ 薄田泣菫、薄田淳介(著)

蘂（しべ）は、ひねもす薫習（くんじふ）の

泣菫詩抄 (旧字旧仮名) ／ 薄田泣菫(著)

“薫習”の解説

熏習（くんじゅう、sa: vāsanā、abhyāsa、bhāvanā、 वासना）とは、身口に現れる善悪の行法もしくは意に現れる善悪の思想が、起こるに随ってその気分を真如あるいは阿頼耶識に留めること。俗にいう「移り香」、香りが衣に染み付いて残存するようなことを言う。
薫習が身口意に現れたのを「現行法」（げんぎょうほう）といい、真如あるいは阿頼耶識に気分が留まったものを「種子(しゅうじ)」あるいは「習気」（じっけ）という。このように現行法が真如あるいは阿頼耶識にその種子もしくは習気を留める作用を薫習という。
(出典:Wikipedia)

薫	常用漢字 中学 部首:⾋ 16画
習	常用漢字 小３ 部首:⽻ 11画