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薊州
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けいしゅう
ふりがな文庫
“
薊州
(
けいしゅう
)” の例文
「いやな奴に会ったと言いたいような顔つきだな。この
薊州
(
けいしゅう
)
の治安はおれの手で守られていながら、おれをよくいう奴は一人もねえ」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
燕王の
張昺
(
ちょうへい
)
謝貴
(
しゃき
)
を
斬
(
き
)
って反を
敢
(
あえ
)
てするや、
郭資
(
かくし
)
を
留
(
とど
)
めて
北平
(
ほくへい
)
を守らしめ、
直
(
ただち
)
に師を
出
(
いだ
)
して
通州
(
つうしゅう
)
を取り、
先
(
ま
)
ず
薊州
(
けいしゅう
)
を定めずんば、後顧の
患
(
うれい
)
あらんと
云
(
い
)
える張玉の言を用い、玉をして之を略せしめ
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
「おお!
薊州
(
けいしゅう
)
奉行所の
牢
(
ろう
)
役人。そうだ、そこへおいでなさるのは、たしかあだ名を
病関索
(
びょうかんさく
)
とおっしゃる
牢頭
(
ろうがしら
)
さんじゃございませんか」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
北平既に全く燕王の手に落ちしかば、都指揮使の
余瑱
(
よてん
)
は、走って
居庸関
(
きょようかん
)
を守り、
馬宣
(
ばせん
)
は東して
薊州
(
けいしゅう
)
に走り、
宋忠
(
そうちゅう
)
は
開平
(
かいへい
)
より兵三万を率いて居庸関に至りしが、
敢
(
あえ
)
て進まずして、退いて
懐来
(
かいらい
)
を保ちたり。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
町の
俗謡
(
うた
)
を君だって聞いてるだろう。
病関索
(
びょうかんさく
)
の楊雄は、もう
薊州
(
けいしゅう
)
では男がすたッた。君ももうそんな義理立ては捨ててくれ。……やい、巧雲
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“薊州”の解説
薊州(けいしゅう)は、中国にかつて存在した州。唐代から民国初年にかけて、現在の天津市北部および河北省唐山市西部にまたがる地域に設置された。
(出典:Wikipedia)
薊
漢検1級
部首:⾋
16画
州
常用漢字
小3
部首:⼮
6画
“薊州”で始まる語句
薊州管下