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薄黝
ふりがな文庫
“薄黝”の読み方と例文
読み方
割合
うすぐろ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うすぐろ
(逆引き)
肩を張り翼をふくらませたその姿勢に、戦いの意志が単なる形としてだけ残っているようであった。血のかさぶたの下に、瞼は
薄黝
(
うすぐろ
)
く閉じられていた。
黄色い日日
(新字新仮名)
/
梅崎春生
(著)
そして、黒住の住む西荻窪の駅に、はき出された時は、もう空の
茜
(
あかね
)
が
薄黝
(
うすぐろ
)
く
褪
(
あ
)
せた頃だった。
蝕眠譜
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
網扉のむこうで
薄黝
(
うすぐろ
)
く影が動くのが見えたが、すぐ行く、と彼は返事をしたまま再び
瞼
(
まぶた
)
をふかぶかと閉じていた。
日の果て
(新字新仮名)
/
梅崎春生
(著)
薄黝(うすぐろ)の例文をもっと
(4作品)
見る
薄
常用漢字
中学
部首:⾋
16画
黝
漢検1級
部首:⿊
17画
“薄”で始まる語句
薄
薄暗
薄紅
薄明
薄暮
薄縁
薄荷
薄闇
薄汚
薄氷
“薄黝”のふりがなが多い著者
梅崎春生
蘭郁二郎