トップ
>
蕭瑟
>
しょうしつ
ふりがな文庫
“
蕭瑟
(
しょうしつ
)” の例文
朝な夕な波は哀音を送って、
蕭瑟
(
しょうしつ
)
たる秋光の浜に立てば影なき人の姿がつい
眼前
(
めさき
)
に現われる。かあいそうは過ぎて苦痛になった。どうにかしなければならなくなった。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
寥廓
(
りょうかく
)
なる天の下、
蕭瑟
(
しょうしつ
)
なる林の
裏
(
うち
)
、幽冷なる池の上に音と云う程の音は
何
(
なん
)
にも聞えぬ。
幻影の盾
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「床に掛けてあるあの一軸。
蕭瑟
(
しょうしつ
)
とした秋の景。何者の筆とそちは思う?」
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
蕭
漢検1級
部首:⾋
16画
瑟
漢検1級
部首:⽟
13画
“蕭”で始まる語句
蕭々
蕭条
蕭
蕭殺
蕭然
蕭索
蕭何
蕭散
蕭関
蕭條